旋風−つむじかぜ−
                        詩:流璃亜さん

不意に つむじ風が吹き抜けて
その様にふと 思い出してしまった
やはり突然に 私の前に現れた
遠い来世の…我が後裔(すえ)を

そなたは今 どうしておるのだろう
未だ己の課された宿命に
戸惑うておるまいか…
届かぬとわかっていても つい口にした
「大丈夫…自分を信じろ」

躓いてもいい 迷うてもいい
ただ 誤った道だけは歩いてくれるな

いつかこの身が果てた時 その時こそ
あのつむじ風のように そなたのもとへ駆けよう
己の信ずるままにゆけと そなたに伝えよう

どうしようもなく 迷うてしまったなら
この手を差し伸べて 背中を押そう
そしてずっと そなたを見守ろう

私の血と 想いを受けし子よ―――




流璃亜さんからオリキャラ企画で頂いた詩で、「星紋」2作目「いにしえの空へ」の後のイメージで書かれたそうです。
「晴明さまから佑介くんへの“手紙”風にしたかったのに失敗しちゃいました(汗)」とのことですが、なんのなんの。
なんだか私よりも晴明公の心情がわかってらっしゃるんじゃないかと思うほど、すごく胸に来たんですけど♪
本当に嬉しかったです〜。ありがとうございます。


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