菩薩の化身

奈良・桜井の安倍文殊院。そこは晴明公の先祖と言われる、安倍倉橋麻呂縁の場所です。
そして子孫と言うことで、晴明公の木像も一緒に祀られています。一般には非公開ですが、写真で見ると
とても穏やかな表情の晴明公で、木像の中では一番好きです。

晴明公が文殊院で祀られることになったのは、倉橋麻呂の子孫ということだけではないようです。実は晴明公には、
文殊菩薩の化身だという言い伝えがあるのです。彼の死後のことですけれど。
普通、菩薩は女性であるというのが一説で(ちなみに観音が男性ですね)、なぜ男性である晴明公が文殊「菩薩」の
化身なんだろう、とも思いましたが、確かに安倍文殊院のご朱印には「文殊大士」と書かれています。
これが晴明公のことなのか、先祖の倉橋麻呂のことなのか…。それは定かではないのですけどね。

今回、初めて仏像を描きましたが…難しいです。やはり邪念を取り除かないとだめですね。
文殊菩薩のお姿も適当に描いてしまったのでいい加減です(罰当たりな(^^;))
ただ、晴明公に近いイメージで描いてみたのですけど…。

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