ありがとう 『星紋』20周年記念 スペシャルコラボ小説『Double Detective』

気がつけば、私が漫画『星紋』を描き始めてから、昨年2014年で20年になりました。ただ安倍晴明公が好きで描き始めたものですが、
ここまでくるとは思いませんでした。応援して下さる皆様には本当に感謝しております。
ただ、ここ数年は環境の変化などがあり全く描けない状況が続いています。その代わり、細々でも簡単なイラストや小説は書けているのですが…。
そんな状態なので昨年中は記念イベントもできず仕舞いで、大変申し訳ありませんでした。
ですが、ようやく目処が立ちましたのでここに掲載しますのは、ずっと昔、私にとっては『特別』とも言えること。…ある漫画家の先生のキャラとの「共演」です。

そもそものきっかけが30年以上も前、私がその漫画家の先生…森次矢尋先生とお手紙のやり取りをしていた頃でした。
そういう中で、私の拙作…当時描いていたミステリーを読んで下さってた先生が、冗談のように「こしろさんちの光一郎さんと、
うちの拓が共演できればいいね」と言って下さっていた時期がありまして。しかも、大まかなイメージ(ストーリー)まで考えてくださっていたという。
それを私が漫画で描くはずでした。しかしそれも、一部のファンの不届きな行動で中止になっってしまいましたが…。

そしてあれから30年以上。「拓シリーズ」が10年以上も前に休載になってしまい、先生の消息も知ることもできなくなりました。
そんな時に友人とのチャットで森次先生の話題になり、ふとそのストーリーのことを思い出し書きたいと思ってしまったのです。
せっかく先生が考えて下さったストーリーなんだからと。

とはいえ、今回のことは私の独断で、
森次矢尋先生やその出版社とは一切関係はありません。
そのあたりをご理解下さると幸いです。

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